弁護士になるより難しい 人生その3

2020ー5/19(火)

 

タイトル

「弁護士になるより難しい」

 

ありがとうございます。

・・・愛しています。スピカになりたいアベリーの安部です・・・(*^^*)

 

さて今日のタイトルは努力ではどうにもできない。と言うお話になります。

はじめに、農業は誰でもできると思うかもしれません。しかし簡単に出来ない現状があります。

作物は勉強しながら実践すればできそうです。

しかし、それを作る場所、農地は簡単に手に入らないお話です。

僕は安易に考えていました。

それこそ、僕の家の近くにも耕作放棄地たくさんありました。

放置されていて、草ぼうぼう!荒れ果てている土地をお借りして整地すれば喜んでいただけるだろうし、作物を出荷すれば食にも貢献出来るなんて考えていたのでした。

土地さえお借りできれば農業ができるなんて思っていたのでした。

そこで、耕作放棄地で農業をやりたいと、ある公共機関へ相談に伺ったのでした。

総合庁舎にある農政課 農業振興窓口(公ちゃん)へ話を聞きに行った時の話です。

 

「農業をやりたいのです」

耕作放棄地がたくさんありますよね。そこをお借りして農作物を作りたいのです。」

公ちゃん

「あなたは農家さんですか」

「違います」

「脱サラしたばかりなので農家ではありません」

公ちゃん

「農地は、農家でないと買えないんですよ」

「お借りすることは、出来るのでしょうか?」

公ちゃん

「農家でないと借りられません」

「え! こんなに耕作放棄地があるのに、なぜ駄目なんでしょうか」

公ちゃん

「法律があるのです」

「なんですか、それ・・・」

公ちゃん

農地法です」

「農家でないと農地を買ったりお借りすることは出来ないのです」

「と言う事は・・・」

「農家でなければ耕作放棄地は畑に変えられないのでしょうか?」

公ちゃん

「はい」

 

終了~ って感じでした。

 

荒れている土地を整地すれば喜んでもらえるなんて考えは、法律が許してくれないのです。

農地は市で管理されています。

誰の持ち物でどんな作物を作っているか?

把握されています。

ただ耕作放棄地だからと言って誰の土地か?

紹介してくださったり、つなげていただくような事は行政は全くやっていません。

聞いても教えられないと断られたのでした。

僕は当時は、脱サラしたばかり、それこそ農家さんの付き合いがありませんでした。

自分の周りにも農業に携わる人がいなかったのです。

農家でないと買えない借りられない土地で農作物を作ることさえできない現状があるのです。

わかった事。

農家になるためには、特別な学歴や資格は必要ありません。 農地があり、農作物を作る技術力さえあれば、誰でもすぐに農家として働き始めることができます。と言うのは建前です。

反対のことを言うと

勉強して弁護士のような資格を取ろうにもそんな努力では、解決できない問題があるのです。

 

繰り返しになりますが

農地法という法律があって、農家でなければ農地を借りられない、買うことができないのです。(現在は株式会社ならできます)

サラリーマンが農家になるのは「弁護士になるより難しい」と言ったのは努力では解決出来ない問題があるからです。

農業をやりたいと思っても叶わない、かなり厳しい現状ががあるのです。

では、農業をやるために農家になるにはどうしたらなれるのでしょうか?

農家になれば農地を取得できるし、借りることも出来ます。

 

これは矛盾の話になります。

地方によって多少違いますが僕の地元では

①4反(40アール)の土地を所有していて、あれ?

②農機具を持っていて、あれ?

③作物を作っている、あれ?

事って、なんなのおー 

この矛盾は・・・ (^^;;

この基準を満たしているのは農家じゃない?と思わざるを得ない回答をいただいたのです。

そう、農家でなければ土地を買うことも借りることも出来ないのに・・・

4反(タン)の土地を所有していてって、なんなんでしょう。

それにこの広大さは...田んぼ4枚分です。

1反は、991.74平方メートルで300坪になります。 約10アールです。

田んぼ1枚は、幅約18m×長さ55m(だいたいです)くらいでしょう。

それが4枚分(4反)の土地面積って想像できるでしょうか?

その土地をお借りすることも出来ないのに農機具をもっていて作物を作ってるなんて。

もう矛盾だらけです。

 

もちろん直ぐに農家になれる人はいます。

実家が農家であれば簡単に解決できるのです。

引きつげば良いのです。農家の息子は農業を簡単にできるのです。

僕のような実家が農家でない脱サラした人は、どうでしょう。

 

この定義を満足できるサラリーマンは実家が農家でなければあり得ないでしょう。

もう笑ちゃいますね。

サラリーマンが手に入れることができる土地は宅地ぐらいでしょう。

 

宅地で約900坪の土地を買うなんて・・・

僕の住んでいた近くの宅地は50坪で

当時、約2000万円でした。それの6倍の金額が宅地では必要なのです。

農地と宅地は違います。このお話は次回いたします。

宅地で農業をやるなんてあり得ないのです。

 

公ちゃん

「諦めて自宅で家庭菜園でもしたらどうでしょう」

「ぼ.ぼ.ぼ.僕は農業をやりたいのです」

“ぼ”  が3回くらい付いて ^^;  

言ったのです。(笑)

家庭菜園ではなく、なんとしても、農業をやりたいんだ!

海賊王になるんだ! あれ?ちょっと違う。

 

夢は6次産業化なんです。

夢を叶えようと思う決意はかわりませんでした。

なんとしてでも・・・何か方法はあるでしょう。

僕は手を尽くすのでした。

 

次回はあきらめなかった。

農地と宅地はこんなに違うと言うお話をいたします。

 

それでは、皆さん… さようなら

読んでいただいて、ありがとうございます。

 

・・・しあわせになろうね ポチッとな・・・(^^♪

 

 

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