アニメツーリズム Ⅰ

アニメファンの中には、アニメ見るだけにとどまらず、実際に舞台となった地域(ロケ地)を訪問して更にアニメの共感を得ようとするファンがいます。
こうしたファンの行動を聖地巡礼といわれる様になりました。
その聖地巡礼をされる方々が増えた沼津は、アニメツーリズムの成功例と言えるでしょう。
なぜ成功したと言えるのか?
それはアニメ「ラブライブ! サンシャイン!!」を見て沼津を訪れる方が増えたからです。

それはアニメが始まった2018から2023年の今も尚、続いています。
世代が変わり、男性中年から始まり、女性、若者、高齢者、子供、更には家族連れと言った観光層が時間経緯で変化して、また戻ると言った循環を繰り返そうとしているからです。
子供だった小・中学生が、大学生になり聖地を訪れながら、貴方(大学生)の様に卒業論文で沼津のオタク文化と地域の関わりを書いたり、沼津の歴史や習慣、方言に至るまで深く知ると言った行動を取る様になっていったのです。
そこには聖地巡礼をきっかけに深く沼津を知りたいと言う好奇心があって、数回にわたって沼津を訪れることになりました。

始めはアニメ、ラブライブ !サンシャイン‼︎ が 好き!から沼津を観光で訪れたことから始まって、人と人のコミュニケーションで地方の人が結びつきました。時間と共にお店が好きに変わり、そして何回も通う様になった人は...

そう “沼津が好き” に変わって行ったのでした。

更にもっと人間関係が進むと沼津に移住したいと思うようになるのです。

アニメが好きから沼津が好きになって移動距離が長い遠方からも複数回来てくださる様になったのです。

最近では海外からの来客が増え、日本語を学び交流を深めたいと言う想いを感じます。

日本語を上手に話す外国人に日本語をどのように勉強したのか?と尋ねると複数の外国人が、この様に答えます。

「幼少期からアニメを見ていたから自然に覚えて話せる様になった...」と

学ぼうとして学んだのではなく、面白いから見たいと言う好奇心だと言うのです。

そう、アニメ文化の定着にはこの好奇心がアニメオタクを産み、何かひとつの得意な事を突き詰めるのです。

オタクとはひとつのことに たけて、追求するクオリティが高い人を指す呼称でしょう。

アニメオタク(アニオタ)は、そのアニメ愛好者が単なるアニメファンにとどまらず、深く知るという行動をとったのです。

サブカルチャー(サブカル)を生んだのです。

聖地巡礼はアニメを深く知りたいと言う好奇心から生まれた言葉です。

好きな事を追求するアニメファンがここ沼津に訪れたのです。

海外の方も、これからリピーターになってくださると思っています。

この現象は、まだまだ続きそうです。

いつまで続くか?は分かりません。

2023沼津では、もう8年が経ち9年目に入ります。

僕は考えます。知りたいと思う好奇心が無くなったり飽きて興味が無くなったり、別のアニメに乗り換えるのは致し方無い事だと思います。ですが、まだまだ続くこに沼津の現象は他の地域へ影響を与えていることは確かです。

その聖地巡礼に訪れた方々が与えた経済効果は目を見張るものがあります。


〈アニメツーリズム〉
アニメの舞台になった地域や建物・場所を訪れる聖地巡礼で多数のファンが訪れる事で、経済効果をもたらし地域創生に繋がる重要な観光資源になる
サブカルチャー(サブカル)〉
サブカルチャーは、メインのカルチャーと対比される概念です。
メインのカルチャーは古くからある芸術、文化、教養を意味しています。
カルチャーに対しサブカルチャー(サブカル)は漫画やアニメを指します。 格式の高い文化と異なり、大衆的な電子的な情報や中身はコンテンツとして認知されています。 アニメから始まり、漫画、コスプレ、音楽と言ったアニメを使った文化に変貌を遂げています。
それら大衆的な文化を取り入れた、アニメは多くのファンに支えれて進化してきました。
日本のサブカルチャーは、海外での大人気です。サブカルチャーに関連したイベントもあり、すでに海外でも多く催されています。
アニメは2016年7月2から9月24日まで放映がありました。2期も2018年10月7日から12月30日まで放映されました。

 

さて、僕はアニメファンを取り入れて沼津を盛り上げようと考えました。
その経緯は「おいでよ沼津その1〜4」にこのブログにあげています。


その沼津を訪れるファンが時が経つにつれ増えて地方創生に繋がるアニメツーリズムの成功例として捉え、なぜ沼津が…に迫る僕の経緯を通して話していこうと思います。