忍び寄る影

2020-7/19(日)

タイトル

「忍び寄る影」

 です。

 

ありがとうございます。

・・・愛しています。スピカになりたいアベリーの安部です・・・^^ ♪

 

 

2016年のお話になります。

農場をやり始めて、イチゴをたくさん作りだしたころ

農場に出没する珍獣がいました。

 

僕がイチゴを作っていた時に忍び寄る影。

それに気づいたのは、マルチと言われる

畝に引く黒いビニールにぺたぺたと歩く影の足跡を残していたのです。

通った後にはぺッ!ぺッ!ってやったような、人が食べ残した跡のようにイチゴの下手だけが落ちています。

何者かが侵入した?

始めはその正体が分からなかったのです。

足跡からして、猫位の大きさでしょうか?

正体がわかったのは、足跡を発見してから1週間くらい後でしょう。

そいつは、

ハクビシン

です。

額から鼻にかけて白いラインが入っています。

狸のような風体です。

その正体を見たのは、1度きりです。

ハクビシンは、どこでも出没します。

このハクビシンは、イチゴを好んで食べるそうです。その被害は大きくて、放っておくと増えてその被害は増大します。

イチゴハウスは僕の畑以外にも、周りにたくさんあるのですが、なぜか僕の畑を選んでいるようです。

なにも僕の畑にこなくても・・・^^;

後で聞いた話ですが、甘い実を好むとのことで、選ばれし畑(ハウス)だったのかもしれません。(笑)

そして当時は捕まえようとして苦慮したのです。

始めに相談したのは市役所です。

なぜなら市では、鳥獣被害に対して補助金を出していると聞いたからです。

それは、鉄線のようなもので、電気をビリビリって流すことで、畑に入らないようにする設備に補助金を出してくださるそうです。

取り敢えず、話だけでも聞こうと伺ったのです。

そこで聞いたことは・・・

鳥獣保護法と言う法律についてです。

ハクビシンはその法律対象になっている動物だという事です。

その鳥獣保護法では、捕まえても殺傷できない動物に指定されているとのことです。

そこで現場を見ていただいたのです。

市役所では、ネズミ捕りの大きい罠を貸してくださいました。

捕まえたらどうするの?

聞いたところ、殺傷出来ないので、ほかの場所(山奥)に持っていくとのことでした。

そりゃふえちゃうよな~と思いつつも、自分の畑が大事です。

それから2週間、罠をお借りしたのです。

ハクビシンは、甘いものを好んで食べるとのことです。

お借りした罠にエサを入れておびき寄せるのですが、甘いイチゴ畑に甘い、イチゴを罠に仕掛けても無駄だと思うのです。

そこで、捕まえるのに誘う餌にはバナナとキャラメルコーンです。(笑)

大きなネズミ捕りのような仕掛けに、バナナとキャラメルコーンを仕掛けるのでした。食べようとすると、ガシャっと入り口が締まります。

さて、つかまるでしょうか・・・

ハクビシンは40~50cmくらいあるでしょう。仕掛けも大掛かりです。

ハクビシンが通りそうなところに仕掛けを置くのでした。

しかし、僕には向いていないなぁ~。と思うのです。

畝のマルチの上を歩く様子で、ペタペタ足跡があるような場所の近くを選んで罠を置くのですが、いっこうに入りません。

しびれを切らして、もう一度、市役所に連絡したのです。

担当の方が、言いました。

「甘いものを好むから、まるごとバナナにしましょう」と言うのです。(笑)

まるごとバナナ

「まることバナナ」はホイップクリームがついたバナナケーキのようなものです。

これなら、美味しいから捕まるだろう。

そう思って仕掛けの中に、まることバナナを置くのでした。

あれぇ?

うんともすんともなっていない様子です。

食べた形跡もありません。

3日もたつと、まるごとバナナは腐り果ててしまうのです。

あ~ぁ

高い餌代だなぁと思い、2回やって断念するのでした。

だって、自分が食べたほうがいいもの~。^^;

ということで、早くも2週間たってしまいました。相変わらず畑は相変わらず荒らされているのです。

仕掛けを延長して貸していただきましたが、結局捕まらなかったのです。

その間に生態について調べたのです。

何処でも登る^^;

ハウスの屋根の上まで登ってどこからでも入れます。

一応、獣道(けものみち)というか習性があって、入口と出口を確保していて、入口を塞ぐと暫く入らないそうです。

と言うことでハウス周りの入り口を探したのです。

あ!あった!

猫が入れるくらいの穴が開いています。

出口も探して、「おっとここかぁ~」

と思うような場所にありました。

取り敢えず両方塞いだのです。

塞いでから2・3日くらいはハウスに入った様子はありません。

しかし、その後・・・

また、近くに穴を開けて入ってしまうのです。

ハクビシンは夜、皆が寝静まる頃に活動し始めます。

僕は真夜中の警備隊になるのでした。

0時~2時頃ハウスに見回りに行くのでした。

おっ?

ガシャン! と言う大きな音が・・・

罠にかかったのか?

 

今日のお話は、ここまでにします。

明日つづきをお話します。

 

 

読んでいただいて、ありがとうございます。

「 僕はスピカになりたい」

それでは、皆さん… さようなら

 

・・・しあわせになろうね。 ポチッとな・・・(^^♪

 

 

 

 

 

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大きなネズミ捕りのような罠!

 

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初めに使った餌は・・・バナナとキャラメルコーン(笑)


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