雪解けイチゴ

2020-7/5(日)

タイトル

「雪解けイチゴ」です。

実際は

イチゴの旬はいつ?

というお話になります。

 

ありがとうございます。

・・・愛しています。スピカになりたいアベリーの安部です・・・^^ ♪

 

「雪どけイチゴ」と言うタイトルをつけましたが、個人的にこんな自然のイチゴを作ってみたいと思って取り組んだことがあります。

実際には、露地栽培イチゴです。

ここ静岡県は雪がほとんど降りません。環境はとても良い場所です。

今日のお話は、イチゴの旬を伝えるタイトルにしたつもりです。

さて、

イチゴの旬と聞かれて何月と答えるでしょうか?

旬と言えば、取れ始める(収穫)し始めて多く出回る時期でしょう。

そこでイチゴの旬を聞かれると12月と答える方が多いと思います。

確かに11月頃からイチゴは店頭に並びます。

更に12月/24・25日のクリスマスのケーキに多く使われて、皆さんが口にする機会が多くなります。

旬と聞かれて多くの方は、出始めるこの時期を旬だと思っている方は多いでしょう。

今日は、自然界における旬のお話をします。

さて、

イチゴはケーキ需要が高まる12月を目指して農家さん達も作りこむのです。

それは、市場(いちば)で高値取引されるからです。需要が多いのです。

本当に高い時には、皆さんが食べているイチゴ1パック20粒くらい入っているものが1600円くらいで引き取られるのです。

最近は安くなったと言え、1200円位でしょう。

そうなると、農家さんもこれを目指して作るのです。

そう!そんな技術があります。

促成栽培(ちょうそくせいさいばい)と呼ばれる栽培方法です。

 

実は・・・

最近は、産地でも行われなくなってきた露地(ろじ)イチゴ栽培とは違います。

露地栽培は、北海道なのど雪が降る地域では、ハウスがつぶれてしまうので露地(外の畑)で作ります。

日本の雪国でも自然に取れ始める時期が旬になります。

イチゴは、他の植物や花と同じで春先が旬になるのです。

 

露地栽培とは、作物を屋外の畑で栽培することです。

半面、ビニールハウスなどの施設で作る栽培する方法もあります。

このビニールハウスやガラス温室などの施設を利用して栽培方法が施設栽培です。

施設栽培は、もともとハウス内の気温を調節して、露地栽培よりも早く野菜を生育出荷させるために考え出された栽培方法です。

これらは、促成栽培と言われます。

では、

イチゴの栽培の場合はどうでしょう。

超!促成栽培(ちょうそくせいさいばい)と呼ばれています。

どういう方法を取るのでしょうか?

これは、12月のクリスマスに合わせて作りこむ方法になります。

イチゴの実がつく時期を逆算して実をつけるための条件を与えるのです。

そう、びっくりするかもしれませんが、夏場8月から9月定植前に苗(なえ)に寒さを与えるのです。

昔は ”山あげ” といって、富士山まで苗を運んだそうです。

寒い場所にイチゴの苗を運んで行って寒さに充てて、9月後半に定植したらしいのです。

今は、技術も進み、でかい業務用クーラー(エアコン)をハウス内に入れて日差しを、さえぎった専用のハウスで、温度を8°前後に保つのです。

クーラー付きの専用のハウス・・・

そんなものまで用意して作る技術が超促成栽培なのです。

なぜ、寒さを与えるのか?と言うと・・・

それは、イチゴも他の花と同様に、冬の寒さを乗り越えて初めて花を咲かせるのです。

これを花芽分化と言います。

通常植物は植物は発芽後、葉や茎を大きく成長します。

やがて生殖のために花になる芽を作るようになります。 これが花芽文化です。

花芽文化は温度や日照時間、栄養状態や気温などが大きく影響します。

イチゴは、栄養状態が良くて日照時間が長くなると花を(イチゴの実)を付けないで、ランナーとよばれるツルを伸ばして自分の近くにクローンを作るのです。

よってイ、チゴの超促成栽培は花をつけ、実を作る条件を定植前に与えるのです。

実(種)を作ると言うことは、動物に食べてもらうなど、生き残る条件を種に変えることで別の場所に移動するのです。

花の種によっては、タンポポのように飛んだりして、より良い場所に移動します。

不思議ですよね。

そして、種に言えるのは生命力の強さです。

どんな状況下でも生きることができます。

生き残りをかけた自然の子孫繁栄なのです。

さて、

旬のお話に戻ります。

冬の寒さを乗り越えて春を感じた時にイチゴは花を咲かせます。

よって本来、イチゴの旬は4月5月なのです。

露地栽培のイチゴがこのあたりから出回るようになって、安くなりはじめますが、やはり自然の状態の旬は、この時期なのです。

 

イチゴはかなり強い植物です。

冬の寒さにも負けません。

それこそ、雪の中でも生きているのです。

 

僕もイチゴのように強くなりたい。

その味は食べてもらう子孫繁栄のための美味しさなのでしょう。(^^♪

 

「ゆきどけイチゴ」

今日のお話は、このあたりで終わりにします。

 

 

読んでいただいて、ありがとうございます。

「 僕はスピカになりたい」

それでは、皆さん… さようなら

 

・・・しあわせになろうね。 ポチッとな・・・(^^♪

 

 

 

 

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