ツバメと暮らす
2020-7/16(木)
タイトル
「ツバメと暮らす」
田舎暮らしになるのでした。(笑)
ありがとうございます。
・・・愛しています。スピカになりたいアベリーの安部です・・・^^ ♪
このお話は、2012~2017年4月~9頃のお話になります。
田舎暮らしだからと言う訳ではないと思いますが、農業をやり始めたこの場所、作業小屋は1軒屋です。
風呂がないくらいでフロアーですし、窓や壁も大掛かりに改築したので、新築同然です。
そこに現れたツバメの ”すずめちゃん” ← 名前です。
すずめちゃんが連れてきた、彼女の名前 ”あひるちゃん”
僕は彼らと共に生活するようになったのです。
何度も接している内に僕の言葉も理解している様子です。
もちろん何を言っているのか?分かりませんが、首をかしげて聞く様子はかわいらしいものでした。
僕が作業している丁度、真上の照明の傘に巣をつくったので巣から、ゴミや糞が落ちてくるものを防ぐために間に、畳1畳分くらいのベニア板を天井からつって引いたのです。
これで安心です。
しばらくして、あひるちゃんが卵を産んだのでしょう。せっせと温めています。
卵は交代で温めるようすです。
共同作業ですね。
僕は何をするわけではないですが、見守るのです。(^^)
その内に5羽のヒナが孵りました。
子の雛たちは、親が餌を取って来るのをひた待ちます。
作業小屋のシャッターは空いていて、その前にバモスがハッチバックを開けたまま止まっているのでツバメ以外は入ってこれません。
ここは、かなり安全な場所でしょう。
餌を持ってきた親鳥は、「チュン」とひと鳴きします。
それを合図に首をだして親から食事を貰うのです。
雨の日も風の日も毎日、親は餌を取りに行きます。
そんなせっせと働く姿に自分も感化されたものです。
さて、大きくなって雛鳥も翼を伸ばすようになりました。
巣立ちが近いころ・・・
事件が起きたのです。^^;
いえ!僕が起こしてしまったのかも知れません。
巣立ちが近くなって、子供たちは、長い照明の傘を伝うように歩き始めたました。
列を作るように歩くのでした。
そのとき・・・
あ!1羽のヒナが落ちてしまったのです。
慌てて僕は、落ちたひな鳥を巣に戻そうとしたのです。^^;
後から分かった事ですがほおっておく(何もしない)のが良いらしいです。
僕は落ちた雛をつかんで巣に戻そうとしたその時です・・・
おどろいた
中にいた他の4羽がいっせいに驚いて飛び立つのでした。
全員、巣から離れてしまいした。
落ちた1羽だけ巣に戻したのですが、人の匂いがついた鳥はつまはじきにされる?
他の雛たちが巣に戻ったころで、また落ちてしまったのです。
2回目・・・
これは、ショックが大きかったです。
何とかしてあげたかったのですが、どうにもできません。
結局、落ちた2回目も巣に戻してあげたのですが、3度目に落ちて死んでしまったのです。
余分なことをしなければよかったと、僕は後悔するのでした。
実際にほおっておいても親鳥は餌をあげに来ることを後で知って、知らなかったと言え反省しました。
すずめちゃん、あひるちゃん、ごめんなさい。
巣立ちは早かったです。
みんな一斉に飛び立って作業小屋から外に出るのです。
親鳥が見本を見せます。
はじめは、夕方に返ってきていましたが、その内、全員戻らなくになったのです。
だいたい、ツバメの出産は2回あります。
しかし、すずめちゃんとあひるちゃんの出産は1回限りでした。
さて、2年目・3年目もツバメは戻ってくるようになります。
戻ってきたツバメは、大きさが違ったので ”すずめちゃん” では無いかもしれません。
毎年、一組だけが僕の作業小屋に戻ります。
整備して使ったり、新しい巣を作ったりして毎年にぎやかにピーチクパーチク鳴くのでした。(^^♪
子育ての様子を見るのも楽しみになります。
さて、これより毎年2回づつ産卵を終えて、9月下旬には冬を前に南の国へ旅立つのです。
そうです。
旅立ちの前に挨拶をしに、僕の小屋の前の電線に100羽以上のツバメの家族が集まるのです。
バモス(車)にも何羽か止まっています。
なごり惜しいように・・・
さようなら~
「また来年も来いよ」
と言いながら、僕は旅立ちを見送るのでした。
今日のお話は、この辺で終わりにします。
読んでいただいて、ありがとうございます。
「 僕はスピカになりたい」
それでは、皆さん… さようなら
・・・しあわせになろうね。 ポチッとな・・・(^^♪
電線の上には、ツバメがたくさんいます。