黄金崎 again
2020-6/25(木)
タイトル
黄金崎(こがねざき)again
ありがとうございます。
・・・愛しています。スピカになりたいアベリーの安部です・・・^^ ♪
このお話は僕が20代でオートバイに乗っていた頃のお話です。
伊豆半島の戸田(へだ)の向こうに土肥(とい)という海水浴場があります。
それを超えた更に向こう側、伊豆の先端に向かって行くと地図で黄金崎海岸と言う場所があります。
このお話は、若いころにその黄金崎に何度も行ったお話です。
まだ、カーナビもありません。地図を片手にもって、オートバイの免許を取ってから一人ぷらぷら出かけるのでした。
土肥までは、定番コースです。
今日は、ちょっと足を延ばそうと、更にその先まで行くのでした。
すると、地図に出てきた気になる名前。
黄金崎(こがねざき)です。
黄金岬(おうごんみさき)のように感じてちょっと気になったのです。
そう!地名に惹かれたのでした。(笑)
行ってみようと主道路136号線から右に折れて、地図上で岬の先端に向かうのでした。
さて、
主線から外れてしばらく行くとトンネルがありました。
おおおおっ? と人が入った形跡がないトンネル・・・
トンネルの上からツタが何本も降りていて、道は草や枯葉で車が通った跡がありません。
トンネル入り口で立ち止まって、トンネルに入ろうか? このまま戻ろうか?
そんな悩むほど不気味なトンネルです。
でるのか・・・お化け?
まるで、千と千尋の神隠しに出てくるようなトンネルです。
ここに入ったら2度と出てこれないような気さえする不気味なトンネルでした。
えええっい!
ここまで来たからには、「いけー!」って感じで誰も走っていないトンネルの道を高速で突き抜けるのでした。
道は荒れているので転ばないか?
かなり、びびっていました。^^;
上からツタが伸びるように枯葉がいっぱいでスリップしたら怖いなんて。
トンネルの出口に近づいて抜けたその瞬間です。
あ!
なんじゃこりゃ!?
季節はき弥生(やよい)月、桜のシーズンです。
びっくり、トンネルをぬけると桜のアーチが広がるのでした。
雪国ではなかったですね。(笑)
桜のトンネルです。
桜は道の端、両側からせるようにしてアーチを作っているのです。
桜も満開です。
軽快に走って、清々しい気分です。
その中トンネルを走るのは、なんて気分が良いのでしょう。
勿論、トンネルから誰も車で走った跡がないから自然そのままです。
わーい!わーい!
言いながらオートバイでひた走るのでした。
そうこうして居る内に、
先端の岬、黄金崎につきました。
第一印象
「なーにもない」^^;
ただの岬です。
しかし、その風景は絶品でした。
断崖絶壁の足元は、落ちそうで眼が眩むほど高い位置にあります。
そこから眺める海は、見渡す限り青・・・
丁度、天気もも良くて
水平線が遠くに見えて、とても素敵な場所です。
僕は、誰もいないこの自然あるれる黄金崎が好きになったのです。
オートバイで伊豆に行くときには必ず目指すようになりました。
何回も行くようになって・・・
誰もいない海を眺めにいく、ボーっと過ごすこの瞬間が好きでした。
この黄金崎は、僕の秘密の場所になりました。
だって、誰も居ない自然そのものの風景が広がる、この場所は僕の宝になったのです。
さてさて、^^;
そんな何度も通うようになった、ある日のことです。
伊豆半島の先端を目指して走って帰りが夕方になってしまった時がありました。
そう、ちょっと寄り道、黄金崎で夕日でも見て返ろうかと立ち寄ったことがあります。
それは、今でも忘れられない宝のような出来事でした。
僕は、知らなかったのです。
この黄金崎が、なんでどうして「おうごん崎」と書いて「こがねざき」と読むのか?
そう、そのゆえんを知って更に好きになる出来事でした。
先端の断崖絶壁の崖は、黄金のような色(黄色)をしています。
太陽が沈む夕暮れ、この瞬間に初めて出くわしたのです。
それは、まっすぐ目の前の水平線から太陽が沈む瞬間にその出来事は起こったのです。
赤く染まった太陽の光
断崖絶壁の岬はもちろん、金色に輝いて、その反射は海もこがね色になるのです。
この太陽の光、夕日が断崖の壁に反射して海が黄金色にキラキラ輝くのでした。
夕日で黄金色に染まる美しい崖で知られる黄金崎のことを知った瞬間でした。
そんな風景を見てしまったら、もうこの世の終わりとしか言いようありません。
素晴らしい風景は今も目に焼き付いています。
大好きな黄金崎。
黄金色に輝くこの岩肌は、高温の温泉水や地熱による変質作用で染め上げられたもので、昭和63年には静岡県の天然記念物に指定されていました。
誰もいない天然記念物?
いまでも、僕の中でキラキラ輝いている青春のⅠページです
おっと!
次回、この黄金崎で、事件?!が起こって、
さて、こんな素晴らしい黄金崎に、ある事件が起こるのです。
金崎殺人事件!ではありません。ごめんちょっとオーバー飛躍しすぎました。^^;
僕は大好きな黄金崎に行かなくなったのです。
そんな、僕が黄金崎に行かなくなった理由をお話します。
読んでいただいて、ありがとうございます。
「 僕はスピカになりたい」
それでは、皆さん… さようなら
・・・しあわせになろうね。 ポチッとな・・・(^^♪