生きた化石は今もなお
2020-6/28(日)
タイトル
「生きた化石は今もなお」
ありがとうございます。
・・・愛しています。スピカになりたいアベリーの安部です・・・^^ ♪
今日は、2015年
これは、農業時代のお話です。
僕が栽培していたイチゴ畑のすぐ前の田んぼには、たくさんの生き物が生息していました。
最近ではお米を作るの農薬をヘリコプターで散布しているせいか、めっきり田んぼの生き物が減りました。
生息できる環境が少なくなって来たのでしょう。
良いか悪いかと言われると僕にとっては残念としか言わざるを得ないのです。
さて、その田んぼの内、なぜか1つの田んぼだけに生息するカブトエビがいます。
どの田んぼ、探してもいないのに何故でしょう。
この田んぼだけに、カブトエビが生息しているのです。
僕は、子供の頃から動物や植物や昆虫が好きでした。
小学生の頃、田んぼのあぜ道も土で出来ていてホウネンエビは良く見つけましたが、カブトエビは見たことがなかったのです。
見つけられなかっただけなのかも知れませんが、その存在は大人になってから知るのです。
僕にとってカブトエビは希少な存在でした。
生息場所が限らているのでしょう。
はたまた、幼少期には認識がなったのかもしれません。
何せ生息期間が短いのです。
生きた化石と言われるこのカブトエビを取った経緯がありません。
こんな、希少なカブトエビを農業時代に見つけたのです。
今も生きているんだ・・・
見つけて、
そんな希少なカブトエビに感動するのでした。
飼育し始めて色々調べました。
2億年前よりその姿を変えていないそうです。
その昔は三葉虫と呼ばれていたそうですが、僕が見つけたカブトエビは大きさが2cm~3cm程度のものです。
カブトエビの寿命は短くて、1年の内に1ヶ月位しかその姿を見ることが出来ません。
卵を産むと死んでしまい、短い一生を終えるのです。
さて、では何故こんな昔から生きているのでしょうか?
それは、強い卵にあると言われています。乾燥に強く、砂漠でも生きている。
恐竜は絶滅してもこの種の生き物は今も生きています。
さて、
僕自身、確かめてみようと思いました。
水槽の中には、泥と田んぼに生えている草が入っています。
田んぼの掃除屋さんと言われる彼らは、雑草類を食べるそうです。
ですから、育てるのは簡単です。
ほっとけば良いのです。^^;
1年越しの育成?(笑)
になるのでした。
さて、
このカブトエビは古代生物をものがたる第三の目があります。
ノープリウス眼!真ん中に目があるのです。
カッコイイ!なんて思うのは僕だけでしょうか?
この容姿は、ちいさいカブトガニにそっくりでしょう。(^^)
カブトガニと同じく奇跡の古代生物と言って過言ではありません。
ウィキペディアより
この類は甲殻類の中でも古い形質を残したものと考えられている。分化した当時から現在までほぼ同じ姿を保ち続けた生きている化石である。その生きている化石の特徴としてノープリウス眼がある。大きな目が二つついているように思われるが、真ん中に小さな目があり、全部で三つ目である。これはノープリウス眼が成体にも残っているものであり、原始的特徴と見なされている。そして、これがカブトエビです。
とあります。
第三の目、僕にあれば何が見えるのだろう。そんなことを考えては、毎日眺めるのでした。
それから1ヶ月経たないうちに死んでしまいました。
6月から7月頃のことです。
さて、死んでしまった水槽ですが、水を捨てて乾燥させます。
何処に卵があるかなんてわかりません。
取り敢えず卵が生きていることを信じてカラカラに乾かすのでした。^^;
カラカラ状態で放置して1年が経ちました。
さて、どうなっているのでしょう。
僕は丁度、田植え時期に水をこの水槽に入れるのでした。
それから数日・・・
なんか動いている。
再び新たな命が生まれるのでした。
1年の内、11ヵ月は卵で過ごし、生まれて1ヵ月程度で死んでしまう命も、種の存続は進化もせずに2億年ともいわれる年月を継続する、この種の生命は、なんて不思議なのでしょうね。
今も生きる化石、カブトエビは、もしかしたら宇宙生命体なのかも知れませんね(笑)
今日のお話はこの辺で終わりにします。
読んでいただいて、ありがとうございます。
「 僕はスピカになりたい」
それでは、皆さん… さようなら
・・・しあわせになろうね。 ポチッとな・・・(^^♪
この写真は2015年Facebookに投稿したカブトエビです。
ノープリウス眼(2つの複眼と1つの正中眼)
生まれたてのカブトエビ(肉眼でとらえるのがやっとです)
白いシッポがあるのです。