不可能と言われた無農薬イチゴ 農薬その1

2020-6/17(水)

 

タイトル

「不可能と言われた無農薬イチゴ」農薬その1

 

ありがとうございます。

・・・愛しています。スピカになりたいアベリーの安部です・・・^^ ♪

 

あなたは、無農薬いちごを食べたことがありますか?

無農薬と聞いて、農薬を全く使用しないで作ることが出来るのでしょうか?

農薬を使用しないとどうなるのでしょう。

 

イチゴの無農薬は不可能と言われています。

このお話は、無農薬イチゴに挑戦したアベリードリファームのお話です。

アベリー=安部(abe)・いちご(berry)、合わせてaberryです。

ドリ  =夢(ドリーム)

ファーム=農場

です。

僕はサラリーマンでした。農業を目指して農業者になれたのですが、農業をやることが目標でなく、夢は6次産業化でした。

僕自身の見切りがあって、ある組織の中から離脱しました。

大きなその組織内では、僕の夢の実現は出来ないと思ったからです。

一旦退いて今に至ります。

現在はアベリー(Abe/berry)  Aberry 安部イチゴのお店を沼津仲見世商店街に構えています。

そこで自由気ままに生きていますが、この考え方は農業をやる、やらないに関係なく僕が信じる道です。

タイトルにも使われている「がんばらない」は、怠けるということでなく好きなことをすきなだけ時間も忘れて取り組む姿勢です。

僕は農業時代「24時間はたらく男」(笑)でした。

農業経営を隔て、もう一度自由気ままにイチゴ作りをやりたい考えです。

夢農場・・・

6.5次産業化の夢を叶えたいと思うのです。

しかし、今の農業組織や国の考えでは僕が思う農業は難しいでしょう。

それには農業改革が必要だと考えるのです。

2011年から農業に挑んで2019年にかけて、農業とお店を経営して色々わかりました。世の中なんで、こんなに理不尽なんだろ。

たくさんの疑問が湧きました。

僕は協同組合を否定している訳ではありませんが、その組織の仕組みに取り入れられてしまっては自由に農業が出来ないと思うのでした。

僕自身、この組合に入らなければ農業をやらせない国の仕組みにも問題があると考えています。大丈夫、こんな理不尽長く続かないでしょう。

僕は、このやり方では日本の農業に将来はないと思い、その時の農場は見切って、たたみました。

僕の脱サラ農業は終わったかに見えます。

しかし、人生はつづきます。

自分自身のやりたいことに失敗はつきものです。何が悪いのか?分かっています。

そして今は、「失敗したっていいじゃないか。」

次に農業やるときには1次産業の農業ではなく、もう一度、本当の6次産業化を目指してやりたい考えでいます。

何度失敗しても立ち止まらなければ、あきらめなければ続きなのです。

そして、その過程を楽しむのが人生でしょう。

 

さて、この農業時代に不可能と言われた無農薬イチゴに取り組んだお話に入ります。

この話は長くなるので、その1にしました。

 

まず、無農薬の定義ですが、農場に病害虫駆除目的なのどで、効果があるもの(薬)を散布する行為、それは農薬を撒いたことになります。

これが科学的な薬ではなくても農薬を撒いたことになります。

焼酎や酢など普段、僕たちが生活で使っているものでも撒けば、それは農薬です。

これらは、特定農薬と言われます。

農場に於いては何かを撒くものは、全て農薬扱いになります。

また、今年は全く農薬を使わないで作物を栽培していても、去年使って入れば残留農薬はあるわけで、前年度に農薬を使った土地で作った作物からは、農薬が検出されるます。

2年以上まったく農薬を使わない土地で栽培しなければ無農薬ではありません。

更には、近所で農薬散布をしていれば飛散してくるわけで、結局「無農薬」を証明するのは難しいのです。

よって、無農薬の定義が曖昧なため、消費者が判断するのに不適当という理由で、

平成19年3月23日 農林水産省では「特別栽培農産物に係る表示ガイドライン」で「無農薬」の表示は禁止されました。

 

皆さんが思う科学的な薬品を使っていないから無農薬ではありません。

商品説明に「無農薬」言葉を表示したりすることも禁止されているのです。

日本国内の定義では「無農薬」ことば自体がタブーで存在しないはずですが、インターネットで検索すると多く表示され販売されている矛盾があります。

 

科学的な農薬以外もので農場に撒くものは特定農薬扱いになります。

 以下は農林水産省が定義する特定農薬です。

平成15年3月10日に施行された改正農薬取締法により、無登録農薬の製造や使用が禁止されました。このため、農作物等の防除に使う薬剤や天敵で、安全性が明らかなものまでに農薬登録を義務づける過剰規制とならないように、特定農薬(特定防除資材)という制度が設けられました。特定農薬(特定防除資材)とは、農薬取締法第3条第1項で「その原材料に照らし農作物等、人畜及び水産動植物に害を及ぼすおそれがないことが明らかなものとして農林水産大臣及び環境大臣が指定する農薬」のことです。

 

何を言っているのかと言うと、農薬には2種類あるのです。

①科学的につくられた農薬

②特定農薬

です。

この特定農薬を定義することで、何かの防除に使う目的で作物に撒くものは、すべて農薬扱いになり、無農薬は存在しないことになります。

全て農薬と位置付けて国が保証します。と言っているのでしょう。

よって、

国が管理している農薬以外は使用してはいけない=国が安全を保障するという構図になります。

科学的農薬以外に畑に撒くものを特定農薬と呼ぶのです。

人が飲むコーラを畑に撒いたとしても特定農薬を撒いたことになります。(笑)

コーラは例えです。

ですから、

皆さんが思う農薬を使っていないものと、無農薬というものはレベルの違いなのでしょう。

 例えば、ミカンが何年もその土地で育っていて、全く何もしないで収穫できたものは無農薬なんでしょう。しかし、農薬を使用しないで収穫したものでも無農薬の表示が出来ない矛盾があります。

「無農薬」といって表示販売したいところですが出来ない現状にあります。

 

これは、なにもしない自然のままで育てた野イチゴにも同じことが言えます。

それを証明して許可を得ない限り販売される「無農薬」は存在しないことになります。

無農薬表示できなければ、それに代わる表示をしなければなりません。

オーガニックや有機栽培と言う表示があります。

農薬や化学肥料に頼らず、自然の恵みを生かした農法や加工方法をさします。

それらにも通常の科学的農薬は使われています。

何も市販農薬を使わないで育てたイチゴは存在そのものが奇跡なのです。

僕が作った、不可能と言われる無農薬イチゴの育て方は2種類あります。

本当の意味で無農薬の苺は、つくっている本人しか知りえなく、それをスーパーや八百屋さんで買って食べることはまず、無理でしょう。

 

僕は2種類の方法にチャレンジしました。

①特定農薬だけを使ったもの

②完全ほっぽり(笑)

僕はこの2通りに挑戦したのです。

 

今日のお話は、この辺で終わりにします。

 

興味ある方は「その2」に続きます。

明日お楽しみに・・・

 

読んでいただいて、ありがとうございます。

「 僕はスピカになりたい」

それでは、皆さん… さようなら

 

・・・しあわせになろうね。 ポチッとな・・・(^^♪

 

 

 

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